当時の石原プロモーションが主導する現場は、まさに命懸けの熱量に満ちていた。大門軍団を率いる大門圭介部長刑事役の渡哲也、そして捜査課を包容力で見守る木暮謙三捜査課長役の石原裕次郎。昭和を代表する二大巨頭が放つ圧倒的なカリスマ性のもと、スタッフもキャストも全員が一丸となって限界に挑んでいた時代だ。
爆破の爆風や粉塵が立ち込める過酷極まりないロケ現場において、ミッキー・マッケンジーが見せたプロフェッショナリズムは現場の男たちからも高く評価されていた。異国のエッセンスを感じさせる端正なルックスでありながら、決して弱音を吐かずに自らの役割を全うするタフな姿勢。彼女の存在は大門軍団のハードなアクションを裏側からしっかりと支える要となっていた。