長年、音楽業界の第一線で走り続けた二人だからこそ分かち合える孤独と情熱があった。西城秀樹が病と闘いながらもステージに立ち続けた晩年、郷ひろみは陰ながら温かいエールを送り続けた。表舞台で過度に友情をアピールすることはなかったが、それは互いの生き様を誰よりも深く理解していたからにほかならない。
プライベートの短い会話の中で、西城秀樹は「ひろみが走り続けてくれるから、自分も負けられない」と語り、郷ひろみもまた「秀樹という大きな存在があったから、僕は進化を止めずにいられた」と明かしていた。背中で語り合うような二人の関係性は、まさに男たちの美学そのものだった。