西都原古墳群の謎と絶景!神話の真相や桜と菜の花の見どころを徹底解剖

西都原古墳群の謎と絶景!神話の真相や桜と菜の花の見どころを徹底解剖

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東西2.6キロ、南北4.2キロに及ぶ広大な台地上に、前方後円墳31基、円墳279基、方墳や地下式横穴墓など多様な墳墓が整然と並ぶ西都原古墳群。3世紀末から7世紀にかけて約400年もの間、絶え間なく築造が続けられたこの地は、古代日向(ひゅうが)国に強大な勢力が存在した動かぬ証拠です。

歴史ファンを魅了してやまないのが、西都原古墳群にまつわる神話と歴史の真相です。この地は『古事記』『日本書紀』に記されたニニギノミコト(天照大御神の孫)が降臨した「日向の高千穂」や、美しいコノハナサクヤヒメとの婚姻の伝承地と深く結びついています。群内最大の前方後円墳である女狭穂塚(めさほづか・全長約176m)と、日本最大の帆立貝形古墳である男狭穂塚(おさほづか・全長約175m)は、それぞれコノハナサクヤヒメとニニギノミコトの陵墓として宮内庁の陵墓参考地に治定されています。

かつては「中央政権から離れた辺境の地」と捉えられがちだった南九州ですが、近年の考古学的調査によって、畿内の大型前方後円墳と同規格の設計技術や、船形埴輪などの出土品が確認されました。これは、当時の西都原を拠点とした豪族が、畿内ヤマト王権や大陸交易と密接に結びつき、独自の海上ネットワークを駆使した大勢力であったことを物語っています。神話のオブラートに包まれた古代の英雄たちの実像が、まさにこの大地の下に眠っています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。