現在、全国で消費されるすべてのカールを一手に製造しているのが、愛媛県松山市に位置する四国明治だ。日本の菓子製造業屈指の設備と技術を誇るこの工場で、半世紀以上にわたる伝統のレシピが厳格に守り継がれている。
カール最大の特徴であるサクサクとした軽快な食感と、口の中でフワッと溶ける独自の口どけ。それを生み出しているのが、油で揚げない「ノンフライ製法」と、高圧・高温でトウモロコシ生地を一気に膨らませる特殊なエクストルーダー技術だ。トウモロコシ本来の豊かな風味を引き出しながら、油分を抑えたヘルシーな仕上がりを実現している。
定番の「チーズあじ」に絡む濃厚なチーズパウダーの調合、そして関西の出汁文化に磨かれた「うすあじ」の絶妙な塩梅。現場の熟練工たちが日々の温度や湿度に合わせて微調整を重ねることで、世代を超えて愛されるあの唯一無二の味わいが保たれているのだ。