西尾由佳理のキャリアを語る上で欠かせないのが、日本テレビの朝の顔として君臨した『ズームイン!!SUPER』(2005年〜2011年)での活躍です。当時局アナの先輩であった羽鳥慎一とのコンビネーションは抜群で、オリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」で堂々の1位を獲得するなど、名実ともに日本一の女子アナとしての地位を不動のものにしました。
さらに、日本テレビの看板大型チャリティ特番『24時間テレビ 総合司会』を2005年から2011年まで7年連続で担当。生放送特有の予期せぬトラブルにも動じず、冷静かつ温かみのある進行で番組を支え続けた実績は、テレビ史に残る金字塔です。
しかし、2011年3月の『ズームイン!!SUPER』終了、そして同僚・羽鳥慎一のフリー転向に続く形で、同年8月末に西尾由佳理も日本テレビを電撃退社します。当時、一部週刊誌では「局内での孤立」や「羽鳥アナとの確執」といったセンセーショナルな見出しが躍りましたが、現場関係者の証言や本人が後に語った言葉を総合すると、日テレ退社理由の核心は過密労働による心身の限界とライフステージの変化でした。
早朝2時起きが日常となる帯番組を6年間続けながら特番をこなす過酷な労働環境の中で、「自分の人生や健康と丁寧に向き合いたい」という思いが強まったのは自然な帰結でした。2010年の結婚という人生の節目も重なり、組織の都合ではなく自分の意思で人生を舵取りするための前向きな独立であったことが判明しています。