松ヶ崎駅近くに位置する現在の庁舎建物は、設計段階から「環境負荷の低減」と「災害耐性の強化」を両立させた先進的建築として知られる。屋上緑化や太陽光発電パネルの配置はもちろん、高野川や鴨川からの自然の風を取り込む通風システムが、日常の空調負荷を大幅に削減している。
単なる行政施設にとどまらず、敷地内の中庭やオープンスペースが市民のサードプレイスとして活用されている点も見逃せない。春には近隣の鴨川沿いの散策路と連動したウォーキングイベントの起点となり、秋には地元の農産物が並ぶマルシェが開催されるなど、行政窓口の用事がなくとも市民が自然と足を運ぶコミュニティのハブとして定着している。