近年の不祝儀袋に付属する中袋には、郵便番号の枠(赤やグレーの四角い枠)があらかじめ印刷されているものが多く流通しています。この郵便番号枠が付いているタイプの中袋は、典型的な「横書き対応型」の構造を持っています。
表側に金額欄があり、裏面に郵便番号枠と住所氏名欄がある場合の具体的なレイアウト作法を押さえておきましょう。
- 郵便番号:枠内に算用数字で「123-4567」のように丁寧に記入します。ここでも黒のボールペンが最適です。
- 住所:郵便番号枠の下に横書きの罫線がある場合は横書きで、左詰めで都道府県名から部屋番号まで略さずに記入します。罫線がない場合でも、郵便番号枠が横並びである以上、住所も左から右へ横書きで揃えるのが視覚的に整います。
- 氏名:住所の右下、あるいは中央下に、フルネームで明確に記入します。旧姓を添える必要がある場合は、氏名の横に「(旧姓 〇〇)」と小さく付記します。
- 電話番号:欄がある場合、あるいは住所の下の余白に、日中連絡のつく電話番号(携帯電話番号)を記載しておくと、遺族側が返礼品の配送確認を行う際に非常に重宝されます。
大手ネット掲示板やSNSの知恵袋系コミュニティでは、「郵便番号枠があるのに、無理やり縦書きで漢数字の住所を書いたらアンバランスになり激しく後悔した」という体験談が散見されます。市販の封筒が横書きの規格(郵便記号や罫線)を採用している以上、書き手もその規格に合わせて横書き・算用数字で記入するのが自然な調和を生みます。
なお、中袋が存在しない「一重(ひとえ)の不祝儀袋」を使用する場合は、外袋の裏面左下に直接、金額・住所・氏名を記載します。この場合は外袋の格に合わせ、筆ペン(または黒サインペン)を用いて縦書き・大字で記すのが安全な選択肢となります。