2026年大会の優勝争いを牽引する青山学院大学、駒澤大学、國學院大學の「3強」は、それぞれチームカラーと選手層の厚さを反映した明確なエントリー戦略を展開しています。公表されたオーダー速報と補欠リストから、各指揮官の狙いを紐解きます。
青山学院大学:層の厚さを武器にした「陽動と後半勝負」
原晋監督率いる青山学院大学の区間エントリーは、毎年巧みな情報戦で他校を揺さぶります。往路主要区間に手堅い実力者を置きつつ、1万メートル28分台前半のスピードランナーや前年の区間上位経験者をあえて「補欠登録」に回すケースが目立ちます。ライバル校に区間配置の意図を悟らせず、当日の気象条件や他校の出方を見極めてから7区や8区、あるいは復路の要所へピンポイントで投入する重層的な布陣が特徴です。
駒澤大学:王道を行くスピード配置と勝負区間の先制攻撃
藤田敦史監督が指揮を執る駒澤大学は、確固たるエースの走力を前面に押し出す正攻法が持ち味です。「花の2区」に絶対的エースを据え、序盤から主導権を握る構想を描きます。補欠枠には単独走に強い長距離ロード巧者を控えさせ、往路で奪ったアドバンテージを復路でも確実に維持する計算が成り立っています。当日の変更人数を最小限に抑え、選手の精神的安定を図る点も名門ならではの流儀です。
國學院大學:出雲・全日本を制した総合力と綿密な区間適性
前田康弘監督のもと、駅伝三冠や総合初制覇を現実的なターゲットに据える國學院大學は、緻密な区間適性の見極めが際立ちます。激しいアップダウンや単独走への耐性を持つタフなランナーを往路の要所へ配置。補欠登録にはラストスパートに秀でたスピードランナーを控えさせ、終盤のシード権争いや優勝争いでの競り合いを見据えた盤石の布陣を敷いています。
SNSや専門掲示板などのネット上でも、「青学の補欠陣が豪華すぎて不気味」「駒澤の2区配置は他校への強烈な牽制」「國學院の往路オーダーは隙がない」といった分析が飛び交い、ファンの間でも当日の変更予想が白熱しています。