小池百合子氏を巡るカイロ大学の学歴詐称疑惑は、一人の政治家の進退という問題を超えて、日本の民主主義政治が直面する本質的な課題を浮き彫りにしている。公職に就く者の経歴や適性を検証する仕組みが法的に不十分であること、そして権力側が発する公式発表を鵜呑みにしがちなメディアの弱点が顕在化した。
権力の監視というジャーナリズム本来の役割を果たすためには、権力側が出す言葉や文書の裏にある真実をどこまで探求できるかが問われている。一連の疑惑追及が残した教訓は、今後の政治ジャーナリズムや調査報道が歩むべき道を指し示す重要な道標となるはずだ。 (出典: 小池 百合子 カイロ 大学(Yahoo!ニュース))