番組の産みの親でもある天才・立川談志から『笑点』の歴史は始まった。エッジの効いたブラックユーモアと圧倒的な即興性で大喜利というジャンルを確立した談志の情熱は、まさに伝説だ。その尖ったエッセンスを受け継ぎつつ、親しみやすい大衆娯楽へと昇華させたのが前田武彦、そして「チャーミングなおじいちゃん」として国民的スターとなった五代目三遊亭圓楽であった。
特に五代目圓楽時代は、回答者との掛け合いや「馬」と揶揄される愛されるキャラクター性が確立され、番組の黄金期を築き上げた。司会者によって番組の「表情」ががらりと変わる面白さこそ、この番組が世代を超えて愛され続ける最大の理由と言える。