小型移動式クレーン運転技能講習は誰でも受かる?落ちる理由と合格対策

小型移動式クレーン運転技能講習は誰でも受かる?落ちる理由と合格対策

小型移動式クレーン運転技能講習は誰でも受かる?落ちる理由と合格対策についての真相をお届けします。

講習の最終日に実施される実技修了試験は、100点満点からの減点方式(70点以上で合格)で行われます。ここで試験官の手帳にチェックが入り、不合格へと直行してしまう人には明確な共通パターンが存在します。

実技試験で落ちる理由の筆頭に挙げられるのが、「安全確認の声出しと指差し呼称の欠落」です。移動式クレーンは旋回時やブームの起伏時、周囲に重大な巻き込み・挟まれ災害を引き起こす危険性を常に孕んでいます。そのため、レバーに手をかける直前の「前方よし、旋回範囲よし、頭上よし」といった喚呼を省略したり、口先だけで視線が動いていなかったりすると、動作ごとに手痛い減点を科されます。

操作面における最大の鬼門が「荷の振れ止め」です。実技試験では、水が入ったバケツやつり荷を模擬したウエイトをフックに掛け、規定のコースをポールに接触させずに通過・着地させる課題が課されます。操作レバーを急激に倒したり戻したりすると荷が大きく揺れ始めます。荷が激しく揺れたままコース枠のポールを倒してしまうと、即座に致命的な減点、あるいは危険行為と見なされて試験打ち切りにつながります。教習中に教官から叩き込まれる「荷の揺れを追いかけるレバー操作」の感覚を身体で再現できるかどうかが、実技突破の分水嶺となります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。