子どもの身長が爆発的に伸びる時期を「成長スパート(発育急進期)」と呼びます。小6の成長スパート時期は、まさに女子がピークを迎え、男子がその入り口に差し掛かる重要な移行期間に位置づけられます。
小児科領域で用いられる思春期の成長曲線グラフを分析すると、年間の身長増加量は通常の時期で約5〜6cm程度ですが、スパート期に入ると年間で8〜10cm以上も伸長します。この時期に小6の身長が急激に伸びる理由は、脳の下垂体から分泌される「成長ホルモン」と、第二次性徴に伴う「性ホルモン」が相乗効果を発揮し、骨の先端にある軟骨組織(骨端線)の細胞分裂を猛烈に活性化させるためです。
女子は初経の前後、男子は声変わりや体毛の変化が始まる前後がスパートの合図となります。家庭内でも、急に靴のサイズが合わなくなったり、膝や踵に成長痛(骨端症)を訴えたりし始めたら、本格的な伸長期に入ったサインと捉えて差し支えありません。