食の街・福岡の真骨頂もまた、このストリートの路地裏に潜んでいる。老舗の屋台文化を継承しつつ、若い店主たちがオープンしたクラフトビール専門店やネオ大衆酒場が軒を連ねる。洗練されたインテリアの中で、安価で質の高いローカルフードが振る舞われる。
特筆すべきは、隣り合った客同士が自然と会話を始める立ち飲みバーの圧倒的なオープンさだ。地元の大工からIT起業家、海外からのバックパッカーまでが杯を交わし、深夜まで熱い議論を交わす。デジタル時代の孤独を癒やすアナログな対話の場が、ここには自然な形で存在している。