若手クリエイターやUIデザイナーにとって、山下の仕事から得られる教訓は多い。その最たるものは「装飾と機能の分離と融合」である。見た目を華やかに飾る前に、まず画面構造がツールとして正しく機能しているかを見極めること。機能が完成して初めて、世界観を補強するアートの膜を被せるべきだという考え方である。
また、ゲームデザイナー(企画者)やプログラマーとの緊密な対話も不可欠だ。UIは単なる素材作成ではなく、ゲームシステムそのものの手触りを決める要素だからこそ、部門の垣根を越えたコミュニケーションが品質を高める鍵となる。