国内最大のコリアンタウンとして独自の進化を遂げてきた新宿区大久保エリア。そのど真ん中に位置するこの店舗は、創業者の安田隆夫が築き上げたドン・キホーテの真骨頂である「リテールテイメント(小売×エンターテインメント)」の結晶と言える。商品を整然と並べる効率主義をあえて捨て去り、ジャングルのように鬱蒼としたディスプレイで宝探しのような高揚感を生み出す。
新大久保駅の目の前という立地条件は、トレンドの消費スピードを極限まで加速させた。TikTokやInstagramで火がついたアイテムが、数日後には専用コーナーとして山積みされる。現場の担当者に仕入れと価格決定の大胆な裁量を委ねるPPIH独自の「個店主義」が、流行に敏感な客層の期待を裏切らないスピード感を実現しているのだ。