「気比」の語源でもある気比神宮は、古くから北陸道総鎮守として人々の信仰を集めてきた。高さ約11メートルにおよぶ朱塗りの大鳥居(国重要文化財)を潜ると、駅前の喧騒が嘘のような静寂が広がる。2026年の現在も、全国からの参拝客や地元球児たちが祈願のために境内を訪れる姿が見られる。
境内で出会った老参拝者は、「高校野球の活躍も、この神社の存在も、私たちにとっては誇りそのもの。時代がいくら変わっても、気比の神様に見守られながら街が栄えていく姿を見られるのは嬉しい」と笑顔を見せた。歴史的建造物としての価値だけでなく、住民の精神的支柱として機能し続ける場がここにある。