新海誠監督作品の代名詞とも言える「圧倒的な写実背景」の原点となった本作は、聖地巡礼(ロケ地探訪)カルチャーを大きく牽引した作品でもあります。公開から長い年月が経った現在でも、国内外から多くのファンが訪れる主要スポットが存在します。
1. 栃木県・JR両毛線「岩舟駅」周辺(第1話「桜花抄」)
大雪で電車が大幅に遅延する中、貴樹が明里の待つ駅へと向かった舞台です。木造駅舎の風情や待合室のベンチ、駅前の風景は当時の面影を色濃く残しており、冬場に訪れる巡礼者が後を絶ちません。豪徳寺駅や参宮橋駅周辺といった東京都内の小田急線沿線と合わせて巡るルートが定番です。
2. 鹿児島県・種子島「中種子町」(第2話「コスモナウト」)
貴樹が高校生活を送り、同級生の澄田花苗がサーフィンに打ち込んだ舞台。ロケット打ち上げシーンのモデルとなった「種子島宇宙センター」をはじめ、花苗が通った高校のモデルや、ふたりが立ち寄ったコンビニ(旧アイショップ石堂店)など、島の雄大な自然とともにそのままの空気が残されています。夕暮れ時の空のグラデーションは、まさに「新海ワールド」そのものです。