事故の教訓を経て供用が進んだ新名神高速道路について、実際に利用する長距離ドライバーや一般ドライバーからは、現在どのような声が寄せられているのでしょうか。現場の生の声と利用実態を検証します。
多くのプロドライバーからは、「旧名神に比べて勾配やカーブが緩やかで圧倒的に走りやすい」という肯定的な評価がある一方で、「走りやすさゆえに平均車速が上がりすぎており、前方に渋滞や落下物があった際の制動距離が長くなる」「山間部特有の突然の濃霧や横風に煽られる危険がある」といった警戒感の声も根強く存在します。
NEXCO西日本は事故後、安全マネジメント体制を根本から刷新しました。架設工法における完全多重安全機構の義務付け、遠隔センサーによる構造監視システム、さらに本線上における高機能トンネル防災設備やLED情報掲示板による手前減速の徹底誘導など、「人間の不注意やミスがあっても大事故に至らせないフェイルセーフ設計」への転換が図られています。