ビジネス英語(Business English)の領域において、感情の表出は最小限に抑えられ、行動への示唆へと昇華されなければならない。Oxford University Pressが刊行する最新のビジネスコミュニケーション研究でも、現代のグローバル組織では「問題への不安」を語る人間よりも「解決に向けたモニタリング」を提示する人間が高く評価される傾向が示されている。
具体的には、「concern」という語を名詞として客観化して使う手法が有効だ。「We have serious concerns about the vendor's capacity.」と述べれば、それは主観的な恐怖ではなく、検証可能なリスクファクターとしてテーブルの上に置かれる。
さらにスマートなアプローチは、心配という概念そのものを「フォローアップ」という行動に変換することだ。「I'm checking in to ensure we meet the deadline.」と言い換えることで、心理的な重苦しさは霧散し、協調的な業務推進のニュアンスだけが残る。言葉の選択一つで、チームを動かす推進力が生まれる。