中央区銀座6丁目に佇む新橋演舞場は、重厚な歴史を持ちながらも現代的な舞台装置を備えた劇場です。客席は1階席、2階席、3階席に加え、両サイドに配置された伝統的な「桟敷席(さじきせき)」で構成されています。
劇場全体のスケール感としては、帝国劇場や明治座と比較すると舞台と客席の距離が比較的近く、一体感を得やすい設計が特徴です。ただし、日本の伝統劇場の様式を受け継いでいるため、花道の存在やバルコニー状のサイドシート、安全確保のための手すりなど、現代のシネコン型ホールにはない「視界の死角」が随所に存在します。快適な観劇体験を叶えるためには、各階の構造的なメリットとデメリットを正しく把握しておく必要があります。