ことわざ辞典や国語辞書における心頭滅却 読み方 意味を確認すると、読みは「しんとうめっきゃく(すればひもまたすずし)」となります。言葉を構成する要素を分解すると、その本質が明確に浮かび上がってきます。
「心頭(しんとう)」とは人間の心や意識のあり方を指し、「滅却(めっきゃく)」とは雑念や執着を消し去ることを意味します。つまり、心頭滅却すれば火もまた涼し 意味の本質は、「あらゆる邪念や自己への執着を完全に捨て去り、無我の境地に至れば、たとえ灼熱の業火に包まれるような極限状態であっても、心は平穏であり涼やかにすら感じられる」という境地を説いたものです。
日常会話では「暑いけれど気合いで乗り切ろう」という文脈で使われるケースが散見されますが、これは厳密には後世の俗用です。本来は肉体的な苦痛を根性で耐え忍ぶことではなく、外的刺激に揺らがない「精神の絶対的自由」を獲得することを指しています。