ここで、今回の計画変更に至るまでの経緯解説を試みたい。亀田エリアの急激な人口増加は、2000年代以降の土地区画整理事業と大型商業施設の相次ぐ出店が引き金となった。新潟市全体の人口が横ばい傾向を示す中で、江南区は若年層やファミリー層の流入が続いてきた稀有な地区だ。
しかし、急速な発展の一方で、旧来の狭隘な道路網と新開発エリアとの歪みが限界に達していた。過去数年間にわたり、地元自治会や商店街振興組合から「通学路の安全確保」や「物流トラックの混入緩和」を求める要望書が市へ提出され続けてきた経緯がある。今回の再開発構想は、そうした長年の課題解決に向けた待望の施策でもあったのだ。