事件が公になったのは、数日前の夕方のことだった。女子生徒は通常通り部活動を終え、午後6時頃に学校を出た。しかし、いつもなら徒歩で20分ほどで帰宅するはずの彼女が、夜8時を過ぎても戻らない。心配した母親が携帯電話に連絡を入れたものの、電源が切られているのか、電波の届かない場所にいるのか、コール音すら鳴らなかったという。
家族からの通報を受けた警察は、直ちに事件と事故の両面から捜査を開始。通学路周辺の防犯カメラ映像の解析を進めるとともに、地域住民やボランティアによる夜を徹した捜索が行われた。しかし、有力な手がかりは得られず、焦燥感だけが募っていった。