番組が爆発的なブームを巻き起こした最大の要因は、間違いなく「最強の弁護士軍団」の強烈なキャラクター造形にありました。法廷ドラマやニュース解説とは一線を画す人間味あふれる掛け合いは、弁護士という職業のパブリックイメージを根本から変えたと言っても過言ではありません。ここでは、番組の黄金期を牽引した主要メンバーの足跡と、現在の立ち位置を整理します。
番組初期に強烈なインパクトを残した橋下徹弁護士は、この番組で獲得した知名度と歯に衣着せぬ発信力をバネに大阪府知事選挙へ出馬し当選。国政政党の立ち上げを経て政界を引退した後は、政策解説者としてニュース番組に引っ張りだことなりました。一方、冷静沈着な論理武装で知られた北村晴男弁護士は、地上波テレビのみならず自身の公式YouTubeチャンネルでも積極的な言論活動を展開。憲法改正や安全保障、司法改革について鋭く持論を発信し続けています。
また、温厚な語り口で視聴者の安心感を支えた住田裕子弁護士は高齢者虐待防止や地域医療支援の現場に重きを置き、俳優としても知名度の高い本村健太郎弁護士は2時間サスペンスや舞台演劇への出演を精力的に継続。さらに、元参議院議員の丸山和也弁護士や、市民派・スポーツ弁護士として朝の情報番組で重宝される菊地幸夫弁護士など、それぞれが異なる道で社会的成功を収めています。彼らが築いた「法曹関係者のタレント化とエンタメ融合」は、現在の日本のテレビ界における専門家コメンテーター起用の礎となりました。