大型家具購入における最大のトラブルが、「商品は完璧なのにリビングまで運び込めない」という搬入事故です。配送業者の現場報告によると、特に都市部のマンションや戸建て2階リビングへの搬入時、年間相当数の搬入不可・当日キャンセルが発生しています。
搬入可否を判断する際は、ソファー本体の外寸ではなく「梱包サイズ」を確認することが大前提です。ソファーはクッション保護のため、本体サイズよりも縦横・厚みが5〜10cmほど大きいダンボールで届きます。搬入経路寸法をチェックする際は、以下の3大関門をミリ単位で計測してください。
1. エレベーターの扉開口幅と奥行き・高さ:扉が開いた状態の内寸幅が「ソファーの最短辺+10cm」以上あるか、また斜めにして立て掛けられる高さ(天井高200cm以上が目安)があるかを確認します。
2. 階段の踊り場と天井の梁(はり):戸建ての階段やマンションの共用階段で最も詰まりやすいのが「踊り場での旋回」です。階段幅が80cmあっても、踊り場の奥行きが狭かったり手すりが張り出していたりすると、長尺の3人掛けソファーは回転できません。
3. 玄関ドア・室内ドアの有効開口幅:ドアノブや郵便受けの出っ張りを差し引いた「有効通過幅」を計測します。脚を取り外せる構造(ノックダウン式)や、背もたれが分解できるモデルであれば、搬入難易度は劇的に下がります。