2012年の吸収合併から年月が経過した現在、法人としてのハドソンは存在しません。かつて数々の名作を生み出した札幌の開発拠点も整理され、ハチ助のロゴマークが新作パッケージの前面に出ることもなくなりました。
しかし、ハドソンが残したDNAは今も形を変えてゲーム業界の随所に息づいています。ハドソン出身の開発者やプログラマーたちは、独立して新たなゲームスタジオを設立したり、大手パブリッシャーの重要プロジェクトで中核を担ったりと、業界の第一線で活躍を続けています。任天堂の人気タイトル『マリオパーティ』シリーズの開発を担当する株式会社エヌディーキューブ(現・任天堂子会社)も、ハドソンで同シリーズを手掛けていたクリエイターたちが中心となって移籍・設立されたスタジオです。
家庭用ゲームの黎明期にゼロから市場を切り拓き、ハードとソフトの両面で業界を牽引したハドソンのフロンティアスピリットは、今もクリエイターたちの技術と情熱の中に確実に継承されています。