単発のハプニングで終わるはずだったこのフレーズを「不滅のネットミーム」へ押し上げた決定打が、同年秋に起きた橋本崇載八段(当時)によるパロディ事件です。
2012年10月放送のNHK杯において、橋本八段は絶対王者・羽生善治二冠(当時)との対局前インタビューで、佐藤のインタビューを構図・トーン・噛み方まで完全にトレースして披露しました。
「羽生? 強いよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。だけど……オイラは負けないよ。えー、駒たちが躍動するオイラの将棋を、皆さんに見せたいね」
カメラ目線での呼び捨てから「オイラ」の一人称、絶妙な言い直しまで完璧に再現したこのパロディに、将棋ファンのみならずネット全体が騒然となりました。対局相手が将棋界の生ける伝説である羽生善治氏だったこともあり、ネットの反応は爆発的な盛り上がりを見せ、Twitter(現X)のトレンドを席巻。佐藤紳哉のオリジナルと橋本崇載のパロディがセットで語られることで、ネットカルチャーにおける金字塔としての地位を確固たるものにしました。