医師国家試験を突破した卒業生が歩むのは、「地域医療義務勤務プログラム」に基づくキャリアだ。最初の2年間は県内の基幹病院で臨床研修を行い、医師としての土台を固める。その後は、山間部や離島の診療所、地域の中核病院へと順次赴任していく。
現場では、最先端の高度医療機器や十分なスタッフが揃っていないケースも珍しくない。患者の訴えを聞き取り、限られた条件の中で的確な一次診療を行う判断力が求められる。厳しさと背中合わせの環境ではあるが、地域医療の現場で患者の暮らしや地域社会に密着して治療にあたる経験は、医師としての強い倫理観と実戦力を培う最高の鍛錬場となる。