大喜利の空気を一変させた最大の要因は、間違いなく春風亭一之輔の加入だった。年間数百席をこなす落語界のトップランナーが放つ、切れ味鋭いシニカルなボケと容赦ないツッコミ。既存の予定調和を鮮やかに切り裂くその話術は、若い世代の視聴者を瞬く間に惹きつけた。
そこへ新たに加わったのが立川晴の輔だ。立川流からの起用は番組にとっても歴史的な英断であり、彼の端正な語り口と機転の利いた回答は、個性派揃いのメンバーの中で際立つ知的なスパイスとなっている。伝統的な落語の骨格を守りつつ、現代的なスピード感に順応する二人の存在は、番組の寿命を何十年も延ばしたと言っても過言ではない。