「シールテープをしっかり巻いたのに水が止まらない」というトラブルの中で、構造上の根本的な誤解として多いのが「管用テーパおねじ(R/PT)」と「管用平行おねじ(G/PF)」の混同です。
水道配管のネジには大きく分けて2つの規格が存在します。先端に向かって細くなっている「テーパーネジ(管用テーパおねじ)」は、ネジ部自体の締め込み圧力とシールテープによって水を止める構造です。これに対して、太さが一定の「平行ネジ(管用平行おねじ)」は、ネジ部ではなく先端の平らな面にゴムパッキンやノンアスベストパッキンを挟み込んで止水する構造になっています。
シャワーホースの根元やフレキ管の接続ナットなど、パッキンで止水する構造の平行ネジにシールテープを巻いても止水効果は得られず、むしろパッキンの正常な密着を妨げて水漏れを引き起こします。「テーパーネジ継手接続にはシールテープ」「平行ネジ接続にはパッキン」という根本的な使い分けを正しく理解することが不可欠です。