本作のソングライティングには、AOR界屈指のメロディメイカーであるボビー・コールドウェル、名ソングライターのデニス・マトコスキー、そして当時ロックバンド「シカゴ」のリード・ヴォーカルを務めていたジェイソン・シェフの3名が名を連ねています。
ボズ・スキャッグスによるリリースから約1年後の1989年、作曲者であるボビー・コールドウェル自身も同名アルバム『Heart of Mine』でセルフカバーを発表しました。この2つのバージョンには際立った個性とコントラストが存在します。
ボズ版が夜の静けさや孤独感を漂わせるメロウで都会的な仕上がりであるのに対し、ボビー・コールドウェル版はよりソウルフルでダイナミックなグルーヴとエモーショナルな歌唱が前面に出ています。どちらの解釈も甲乙つけがたい完成度を誇り、日本のAORファンの間では「クールなボズ版か、情熱的なボビー版か」としばしば語り草になってきました。
さらに、ジャズやR&B、アカペラグループのテイク6(Take 6)をはじめとする実力派アーティストによる数々のカバーを生み出し、スタンダードナンバーとしての地位を確立しています。