フィクションの世界やエンターテインメントの最前線でも、二色に分かれたヘアデザインは強烈な引力を放ち続けている。ディズニー実写映画『クルエラ』(ディズニー)においてエマ・ストーンが体現した白黒のアイコニックなシンメトリーヘアは、狂気と気品が同居するアンチヒーローの象徴として観客の脳裏に焼き付いた。
また、メガヒット作『スーサイド・スクワッド』(ワーナー・ブラザース)に登場したハーレイ・クインのピンクとブルーに分かれたツインテールは、混沌とポップアートの融合としてフェス文化を完全に席巻した。日本国内に目を向ければ、アニソン界のトップランナーであるLiSAが魅せる鮮烈なピンクとブラックのコントラストが、アリーナを熱狂させるパワフルなステージングと完全にシンクロしている。二面性を持つヴィジュアルは、観る者の感情をダイレクトに揺さぶる力を持つ。