2017年に公開された実写映画版『亜人』(本広克行監督、佐藤健主演)においても、アニメ版声優陣との深い絆を示す象徴的な演出が施されました。最も大きな話題を呼んだのが、アニメ版で永井圭を演じた宮野真守の実写映画へのサプライズ出演です。
宮野真守は、実写版で佐藤健が演じる永井圭の相棒となる「IBM」の声を担当しただけでなく、劇中のニュース速報を伝えるアナウンサー役として、スクリーンに実写の姿で顔出し出演を果たしました。この起用は、アニメ版をリスペクトしていた制作陣と本広監督の強い希望により実現したものです。
さらに、アニメ版にも出演経験のある鈴村健一もアナウンサー役の声として参加するなど、アニメと実写の枠組みを超えたメディアミックスの連動が図られました。実写版の公開初日には、「映画を観ていたら急に宮野真守が画面に出てきて驚いた」「IBMの声がアニメ版の圭そのもので胸が熱くなった」といったファンの投稿がSNSを席巻しました。実写化においてアニメファンを裏切らない丁寧な仕掛けとして、今も語り継がれる好例となっています。