昭和の日本画家・田中一村は、奄美大島の苛烈な自然と生き物たちを濃密な色彩で描き出した。彼が残した作品には、単なる美しさだけでなく、どこか凄みのある島の自然の重厚さが表現されている。現代になり離島リゾートとしての開発が進む一方で、ラグジュアリーなリゾート体験だけを目的とすると、この風土が持つ独自の深い空気感と摩擦を起こしやすい。
洗練された都会的なおもてなしを期待すると、素朴すぎる飲食店の接客や物資の流通状況に物足りなさを感じる場合がある。高級リゾートとしての快適性と、手つかずの野生が同居する独特の環境をどう受け止めるかが評価の分かれ目となる。