行動経済学の観点から見ると、クレジットカードの年会費は「支払ったコストを回収しようとして不要な買い物をしてしまう」というサンクコスト効果(埋没費用効果)を生み出しやすい構造を持っています。年間数千円の割引券を得るために、本来買う予定のなかった数万円のアイテムを購入してしまうのは本末転倒です。
以下の明確な基準をもとに、ご自身がどちらに該当するかを冷静に判断してください。
▼ 即座に解約すべき人の条件
- 普段の仕事着がオフィスカジュアル・私服であり、冠婚葬祭以外でスーツを着ない
- 過去1年間に洋服の青山の店舗へ一度も足を運んでいない
- 毎年送られてくる3,000円〜4,000円の割引券を期限切れで放置した経験がある
- メインカードを別の高還元率カード(楽天、三井住友NL、リクルート等)に一本化したい
▼ 解約せず保持し続ける価値がある人の条件
- 営業職や式典関係などで、年に1着以上はスーツを新調・買い替えしている
- ワイシャツ、インナー、ネクタイ、靴下などのビジネス消耗品を毎年青山で定期購入している
- 誕生月優待(割引率アップ)や継続特典の割引券を毎年100%使い切っている
- 青山の提携特典(タイアップ割引など)を頻繁に活用している
年に1回でもワイシャツや小物を買い替える習慣がある方であれば、年会費1,375円を支払っても手に入る特別割引券(3,000円〜4,000円分)で実質プラスになります。しかし「全く店に行かない」のであれば、毎年確実にコストが流出するため、次の更新月が来る前に速やかに整理するのが合理的な選択です。