風邪薬選びで失敗しないための基本は、ドラッグストアの店頭で「商品名」ではなく「裏面の成分表示」を確認する習慣をつけることです。現れている症状ごとに、薬剤師が注目しているキー成分を整理しました。
① のどの痛みがひどい場合
のどの粘膜で強い炎症が起きているため、抗炎症作用を持つ成分を最優先します。代表的な成分はトラネキサム酸とイブプロフェンです。のどの腫れや赤みを直接抑えたい場合、トラネキサム酸が高用量配合された単剤(ペラックT錠など)や、消炎鎮痛成分を主軸にした風邪薬が威力を発揮します。
② 発熱・頭痛がつらい場合
体温調節中枢に働きかけて熱を下げ、痛みの伝達をブロックする解熱鎮痛成分が必要です。胃への負担が少なく安全性の高いアセトアミノフェン、または抗炎症作用が強力なイブプロフェンやロキソプロフェンが配合された製品を選択します。
③ 鼻水・鼻づまりが止まらない場合
アレルギー反応を抑える抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミンマレイン酸塩やクレマスチンフマル酸塩など)が有効です。さらに頑固な鼻づまりには、鼻粘膜の血管を収縮させて通りをよくするプソイドエフェドリン塩酸塩が配合されたタイプが適しています。