揺れたのに地震情報がない?速報が出ない理由と体感の正体を徹底解明

揺れたのに地震情報がない?速報が出ない理由と体感の正体を徹底解明

揺れたのに地震情報がない?速報が出ない理由と体感の正体を徹底解明についての真相をご紹介します。

気象庁の発表がない、あるいは発表が遅れて不思議に思われる代表的な物理現象に「建物の共振」と「深発地震(異常震域)」があります。

地盤の軟弱性と建物の共振現象

軟弱な埋立地や旧河川沿いの低地では、地盤そのものが低周波の揺れを増幅しやすい性質を持っています。そこへトラックの通過や強風、遠隔地の微弱な波が加わると、建物の固有周期と波の周期が合致し、「共振(レゾナンス)」が発生します。この現象が起きると、外を歩いている歩行者は揺れを一切感じないにもかかわらず、木造住宅の2階やマンションの上層階にいる人だけが「震度2〜3相当の強い横揺れ」を体感することになります。

深発地震に伴う「異常震域」の錯覚

オホーツク海南部や三重県南東沖などの地下数千キロメートルという極めて深いプレート内部で発生する「深発地震」では、震源の真上にある地域は揺れず、硬いプレートを伝わった地震波が遠く離れた関東地方や東北地方の太平洋沿岸だけに揺れをもたらす「異常震域現象」が発生します。

この場合、震源地とされるニュースの地名と、実際に揺れた場所が何百キロも離れているため、「自分の地域で揺れたのに地震情報が間違っている」「関係ない地域の地震しか報じられていない」と錯覚してしまうのです。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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