7月の満月は、英語圏で一般的に「バックムーン(Buck Moon=男鹿月)」と呼ばれています。この呼び名は、アメリカ先住民(ネイティブ・アメリカン)が季節の移り変わりや農作業、狩猟の目安とするために名付けた農業暦(Old Farmer's Almanac)に由来します。
「バック(Buck)」とはオスの鹿を指し、毎年7月頃になるとオスの鹿の象徴である角が抜け落ち、ベルベット状の産毛に覆われた新しい力強い角へと急速に生え変わる時期にあたります。生命が力強く再生し、成長を遂げるこの季節の象徴として、7月の満月にその名が冠されました。
先住民族の部族によっては、夏の気候や自然現象を反映して別の名前で呼ばれることも少なくありません。
- サンダームーン(Thunder Moon/雷月):夏の雷雨が頻発する時期を表す名称
- ヘイムーン(Hay Moon/干草月):家畜のための干し草の収穫期を表す名称
- ラズベリームーン(Raspberry Moon):野イチゴなどの実りが豊かになる時期を表す名称