対照的に、長年トップMCとして君臨し続ける中居正広の食生活は、驚くほど庶民的でありながら極めて強いこだわりによって成り立っている。かつてから「生野菜やカツオのタタキなど、生の食べ物が得意ではない」と公言し、好きな食べ物として揚げ物やラーメン、炒飯、カツカレーなどを挙げるスタイルは有名だ。
一時期は「毎日同じメニューを食べ続けても平気」と語り、特定のカツ丼やカップ麺を連日愛好する姿が周囲を驚かせた。ヘルシー志向が叫ばれる現代のタレント像とは一線を画すこの食習慣だが、そこには多忙な生放送や長時間の収録を乗り切るための、ある種のエネルギー補給メカニズムが存在する。自分の好きなものだけを食べて脳と体を満たし、本番で100%のパフォーマンスを発揮する——中居の偏食には、極限状態で戦い続けてきたプロフェッショナルならではの合理性が透けて見える。