ダウンタウンの松本人志をはじめ、数多くのトップ芸人や表現者が川島を「本物の天才」と称します。その評価の根底にあるのは、「常識やフォーマットを徹底的に破壊しながら、最後は笑いとポップカルチャーに着地させる発想力」です。
その才能が一気に大衆へスパークした象徴が、言わずと知れた「白塗りものまね」でした。柴田理恵、笑福亭鶴瓶、嵐のメンバーから海外セレブに至るまで、顔面をキャンバスに見立てて白塗りと油性ペンで顔のパーツを描き出す手法は、従来の「似せる」ものまねの概念を完全に覆しました。悪意スレスレの誇張でありながら、対象への奇妙なリスペクトと造形美が宿るこのメイク芸は、SNS時代と完璧にマッチし、国内外で爆発的なバズを巻き起こしました。
また、彼のコントや小道具制作に見られる空間プロデュース能力も異次元です。段ボールや粘土で作られる不気味で愛嬌のあるオブジェ、予測不可能な言葉選び、独自のリズム感。計算された緻密さと本能的な狂気が同居するクリエイティビティは、単なるコメディアンの枠を完全に超越しており、国内外のアーティストやデザイナーをも唸らせています。