強烈なビジュアルと型破りなボケで知られるくっきー!ですが、その歩みは決して平坦なエリートコースではありませんでした。まずは彼の基本的なプロフィールと、ブレイクに至るまでの軌跡を振り返ります。
くっきー!の本名は川島 邦裕(かわしま くにひろ)。1976年3月12日生まれ、滋賀県守山市出身です。1994年、幼稚園からの幼馴染であるロッシー(本名:城野 克弥)とともに吉本総合芸能学院(NSC)大阪校に13期生として入学し、お笑いコンビ「野性爆弾」を結成しました。同期には次長課長、ブラックマヨネーズ、徳井義実(チュートリアル)など、後の賞レースチャンピオンや実力派が揃っています。
関西の劇場シーン(baseよしもとやうめだ花月など)では、小道具を自作した破壊的なコントで熱狂的なカルト的人気を集めたものの、そのアナーキーすぎる芸風ゆえに長らく全国ネットのゴールデン番組では「扱いづらい劇薬」として扱われてきました。『やりすぎコージー』(テレビ東京系)などの深夜番組で芸人仲間の熱烈な支持を集めながら、じっくりと独自の表現を研ぎ澄ませていきます。
転機となったのは、2017年頃から本格化した「白塗りものまね」の爆発的ヒットと、自身の創作物を一堂に集めた個展「超くっきーランド」の開催でした。日本国内にとどまらず台湾や中国でも巡回展が開催され、累計来場者数は50万人を突破。2019年8月には芸名を「くっきー」から姓名判断を機に「くっきー!」へと改名し、タレント・画家・ミュージシャン・俳優として確固たるポジションを築き上げました。