家庭菜園および営利栽培における害虫対策として、発生初期の確実な駆除手法を確立しておくことが収穫量を左右します。成虫の数が少ない発生初期であれば、見つけ次第の捕殺(テデトール)が極めて有効です。ただし、テントウムシダマシは危険を察知すると脚を縮めて地面にポロリと落下する「偽死習性(死んだふり)」を持っています。捕獲する際は、葉の下に粘着テープや水を入れたペットボトル容器を構え、上から軽く触れて容器内に落とし込むのが逃がさないコツです。
被害が広範囲に及び、手作業での駆除が追いつかない場合は、登録のある適用農薬を正しく使用します。2026年現在、ナス科の害虫防除において広く利用されている代表的な薬剤には以下があります。
- スミチオン乳剤(MEP剤):ジャガイモやナスなど幅広い作物に適用があり、速効性に優れた定番の殺虫剤。発生初期の散布で成虫・幼虫を一網打尽にします。
- ベニカS乳剤 / ベニカベジフルスプレー:家庭菜園向けに使いやすく調合された浸透移行性・接触毒殺虫剤。散布後の残効性が高く、葉裏に潜む幼虫にも効果を発揮します。
- トレボン乳剤(エトフェンプロックス剤):速効性と残効性を兼ね備え、成虫の飛び込みが多い時期の防除に適しています。
薬剤散布を行う際は、幼虫や卵が集中する葉の裏側までしっかり薬剤を行き届かせることが成功の必須条件です。散布時期や希釈倍率、使用回数は各農薬のラベル表示を厳守してください。