同じメーカーの同じ型番のテレビや冷蔵庫であるにもかかわらず、店舗によって販売価格に開きがあるのはなぜでしょうか。その裏には、家電量販業界特有の仕入れ構造とリベート(販売報奨金)の仕組みが存在します。
量販店はメーカーから商品を仕入れる際、一定期間内に特定数を販売することを条件に、メーカー側から巨額のインセンティブを受け取る契約を結んでいます。この販売奨励金(リベート)の原資があるからこそ、仕入れ原価を割り込むような大幅値引きやポイント付与が可能になるわけです。
また、店舗運営コストの違いも影響しています。都市部の一等地に巨大店舗を構えるヨドバシカメラやビックカメラは集客力が高く回転率で利益を出す一方、郊外ロードサイドを中心とするケーズデンキはテナント料を抑えて現金値引き原資を確保しています。