受験界隈で常に議論されるのが、「東大文科一類」「京都大学法学部」「一橋大学法学部」の3極比較です。いずれも日本の法学教育の頂点に位置しますが、入試構造と配点設計には明確な個性と難易度の差が存在します。
東大文一との最大の差異は「地歴の科目数」と「二次配点の傾斜」です。東大は地歴2科目を課すのに対し、一橋は地歴1科目で受験可能です。しかし、一橋法学部の二次試験は英語が270点満点と突出して高く、次いで数学(180点)、国語(170点)、地歴(160点)と続きます。共通テスト220点分を合わせた1000点満点中で、二次試験比率が78%を占める完全な「二次重視型」です。
京大法学部との比較では、京大が英語や国語の重厚な和訳・論述で思考の深さを測るのに対し、一橋は長文読解・自由英作文・リスニング(要約)を含む実践的な英語力と、極めて難度の高い数学的論証力を求めてくる点に際立った特徴があります。