キャンパスを歩くと、まず目を奪われるのがロマネスク様式の美しき建築群である。その象徴ともいえる兼松講堂は、国の登録有形文化財にも指定されており、一橋大学の歴史的重厚感を静かに物語る。この重厚な景観の基礎を築いたのは、日本資本主義の父と称される渋沢栄一だ。実業教育の必要性をいち早く見抜き、産業界を支えるリーダーの育成に尽力した彼の志は、今も大学の根底に脈々と受け継がれている。
オープンキャンパス当日、兼松講堂の壮麗な空間に身を置くことで、受験生は単なる知識の習得を超えた「知の伝統」を体感するだろう。歴史的な建造物と青々とした緑が調和するキャンパス風景は、受験勉強で疲弊した心に強烈なモチベーションを与えてくれるはずだ。