一青窈の正しい読み方は「ひとと よう」です。初見では「いっちょう」「ひとつあお」などと誤読されるケースも珍しくありませんが、音の響きにもどこか凛とした気品が漂います。
この名前は芸名ではなく、戸籍上の本名(一青 窈)です。名前に用いられている「窈」という漢字は、中国最古の詩集とされる『詩経』周南・関雎(かんしょ)の一節「窈窕淑女(ようちょうしゅくじょ=奥ゆかしく美しい女性)」に由来しています。静かで奥深く、内面からにじみ出る美しさを持ってほしいという両親の切なる願いが込められた、非常に由緒ある命名です。
なお、幼少期を過ごした台湾での出生名は「顔 窈(イエン・ヤオ)」でしたが、日本への移住や両親との別れを経て、母方の姓である「一青」を正式に名乗るようになりました。