【医師取材】痰が苦い原因とは?喉の違和感に潜む病気と受診の目安

【医師取材】痰が苦い原因とは?喉の違和感に潜む病気と受診の目安

【医師取材】痰が苦い原因とは?喉の違和感に潜む病気と受診の目安の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

鼻や気道に明らかな異常がないにもかかわらず苦い痰が出る場合、見落とされやすいのが逆流性食道炎(胃食道逆流症:GERD)です。胃と食道を隔てる下部食道括約筋の機能が低下することで、強酸性の胃酸や消化液が食道、さらには喉(咽喉頭)まで逆流してきます。

胃酸そのものは強い酸味を持ちますが、十二指腸液に含まれる「胆汁酸」まで一緒に逆流してくると、喉の奥に強烈な苦味が広がります。この逆流刺激から粘膜を守る防御反応として、咽頭から多量の粘液(痰)が分泌され、「苦い痰が絡む」という症状に結びつきます。

逆流性食道炎による苦い痰には、以下のような特徴的な生活パターンが見られます。

・朝起きた瞬間に口や喉の奥が苦い(就寝中の水平姿勢で逆流しやすいため)
・食後や前かがみの姿勢をとった際に胸焼けや苦味が強まる
・痰が絡むだけでなく、乾いた咳が長期間続く

咳が長引くため呼吸器疾患と誤認されがちですが、消化器からのアプローチで劇的に改善する例が非常に多い病態です。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。