睡魔が襲ってくるシチュエーションによって、取るべきベストな対策は異なります。特にオフィス内での業務中と、命に関わる運転中ではアプローチを明確に分ける必要があります。
仕事中の眠気対策としては、静的状態から動的状態への強制的な切り替えが肝心です。座りっぱなしの姿勢は血流を滞らせ、副交感神経を優位にしてしまいます。トイレに立つタイミングで階段を1〜2フロア分早歩きで昇降する、背筋を伸ばして肩甲骨を大きく寄せるストレッチを取り入れるなど、大きな筋肉を動かして心拍数をわずかに上げることが極めて効果的です。
一方、運転中の睡魔撃退法においては妥協が許されません。眠気を感じた時点で脳の認知機能は泥酔状態と同等まで低下しているという警察庁の交通安全データも存在します。以下の手順で即座に対処してください。
- 窓を全開にして外気を取り込む:車内の二酸化炭素濃度が上がると眠気が増幅します。一気に換気を行い、冷たい風を顔に当ててください。
- 強刺激のガムやスルメを噛む:顎を激しく動かす「咀嚼運動」は三叉神経を通じて脳の網様体賦活系を直接刺激し、覚醒度を上げます。
- 限界を感じたら迷わずパーキングエリアへ:どんな裏技も一時しのぎに過ぎません。15分の仮眠を取ることが結果的に最も早く安全に目的地へ到達する手段です。