「1万人の第九」のもう一つの大きな見どころが、第1部で披露される豪華ゲストとのコラボレーションステージです。これまでに役所広司氏、佐々木蔵之介氏、田中圭氏、小栗旬氏ら日本を代表する名優たちが詩の朗読(シラーの『歓喜に寄せて』)を担当し、重厚な世界観を構築してきました。
さらに、布袋寅泰氏のロックギターや平原綾香氏の圧倒的ボーカル、世界的ピアニストである反田恭平氏や角野隼斗氏(Cateen)の超絶技巧など、ジャンルの垣根を越えたセッションが繰り広げられてきました。クラシックの厳格さを保ちつつ、大衆エンターテインメントとしての祝祭感を融合させるプロデュース手腕は、主催である毎日放送(MBS)の真骨頂と言えます。
本公演の模様は、毎年12月下旬の午後にMBS・TBS系全国ネット(またはブロックネット)で特別番組として放送されます。単なるコンサート中継にとどまらず、困難を乗り越えて舞台に挑む一般参加者の人間ドキュメントが丁寧に織り込まれており、年末の茶の間に深い余韻を残しています。