伊香保温泉を訪れる旅行者の多くが求めるのが名湯の湯浴みですが、実は温泉街の全施設で同じ湯に浸かれるわけではありません。伊香保には古来より茶褐色の濁り湯として有名な「黄金(こがね)の湯」と、平成に入ってから湧出した無色透明の「白銀(しろがね・白金)の湯」の2種類が存在します。伊香保温泉街に点在する50軒以上の旅館のうち、伊香保温泉福一 黄金の湯と白金の湯の両方を敷地内の浴場に直接引き込んでいるのは、わずか約5軒のみという圧倒的な希少性を誇ります。
福一の館内には「大黒の湯」と「恵比寿の湯」という広大な大浴場(男女入替制)が整備されており、浴槽ごとに異なる泉質が贅沢に配されています。鉄分を含み、空気に触れることで独特の茶褐色へと変化する黄金の湯は、身体を芯から温める「子宝の湯」として親しまれ、リウマチや冷え性に強い効能を発揮します。一方、メタケイ酸を豊富に含む白金の湯は、柔らかな肌触りで角質を滑らかにする「美肌の湯」として評価されています。
この対照的な二湯を一度の入浴で巡ることができる贅沢さは、福一を選ぶ最大の動機となっています。さらに、露天風呂から望む名峰・上州武尊山や谷川連峰のパノラマビュー、近年新設された本格サウナ設備が融合し、温泉ファンからサウナーまでを唸らせる極上の温浴体験を確立しています。